雨の日や梅雨の季節に美術鑑賞を楽しみたいと思っても、雨のなか外出するのは気が進みませんよね。そこで、今回は雨に濡れずに行ける駅直結の美術館をご紹介します。傘をさすことなく楽しめる美術館に、ぜひ足を運んでみてください。
東京駅ステーションギャラリー
最寄り駅:東京駅(丸の内口)
東京駅の丸の内口に直結している東京駅ステーションギャラリーは、改札すぐ横に入り口がありアクセス抜群です。1988年から東京駅丸の内駅舎内で活動している館で、開館以来の駅舎の構造を露わにしたレンガ壁の展示室も魅力の一つです。
現在開催中の展覧会は「生誕120年 安井仲治 僕の大切な写真」(2024年2月23日(金・祝) – 4月14日(日))。日本の写真史に安井仲治の20年ぶりとなる回顧展が開かれています。
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出光美術館
最寄り駅:日比谷駅・有楽町駅(B3出口)
丸の内に位置する出光美術館は、日本の洋画や西洋美術を中心に展示しています。東京メトロ有楽町線「有楽町」駅/都営三田線「日比谷」駅/東京メトロ日比谷線・千代田線「日比谷」駅より、有楽町線方面の地下連絡通路から帝劇ビルに入り、地上へと出ます。地上で同じビルの美術館入口に入りなおして到着です。
次回の特別展は「復刻 開館記念展─仙厓・古唐津・中国陶磁・オリエント」(2024年4月23日(火)~5月19日(日))で、出光美術館のコレクションと展示の歴史を感じられそうです。
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静嘉堂美術館
最寄り駅:二重橋前〈丸の内〉駅(3番出口)
静嘉堂美術館は、地下鉄千代田線「二重橋前〈丸の内〉」駅 3番出口直結の美術館で、重要文化財・明治生命館の1階に位置しています。創設130周年の2022年10月に移転したこちらの新しい展示室では、日本の近代美術や工芸品を堪能できます。
次回の特別展は「画鬼 河鍋暁斎×鬼才 松浦武四郎」(2024年4月13日(土)~6月9日(日))で、幕末から明治期に生きた絵師・河鍋暁斎(1831~89)と、探検家で好古家、著述家、北海道の名付け親である松浦武四郎(1818~88)の交流に焦点を当てています。
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サントリー美術館
最寄り駅:六本木駅(8番出口・東京ミッドタウン内)
サントリー美術館は、都営地下鉄大江戸線「六本木」駅出口8、東京メトロ日比谷線「六本木」駅より地下通路で直結しています。東京ミッドタウンの中にあるため、ショッピングや食事も同じ建物で楽しむことができます。
次回の特別展は「サントリー美術館コレクション展 名品ときたま迷品」(2024年4月17日(水)~6月16日(日))。すごく面白そうなタイトルですよね!「生活の中の美」を理念としているサントリー美術館のコレクションを、新たな視点から楽しめそうです。
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国立新美術館
最寄り駅:乃木坂駅(6番出口)
国立新美術館は、東京メトロ千代田線「乃木坂」駅の青山霊園方面改札、6番出口から直結の美術館です。ただし、一部に屋根がない道があるため、大雨などには注意が必要です!斬新な建築デザインが特徴で、日本国内外の近現代アートを展示しています。
現在開催中の展覧会は「マティス 自由なフォルム」(2024年2月14日(水) ~ 2024年5月27日(月))をはじめ、彫刻家・和田礼治郎の作品、遠距離現在をテーマとした現代アート作品の展示が行われています。
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森美術館・森アーツセンターギャラリー
最寄り駅:六本木駅(六本木ヒルズ内)
森美術館は六本木ヒルズ森タワー53階、森アーツセンターギャラリーは同52階に位置し、現代アートやデザインを中心に展示しています。六本木ヒルズ森タワー2階の「ミュージアムコーン」から入り、3階のカウンターでチケットを購入して入館します。その建物自体が美術作品のようなデザインで、同じ建物の中で展望台も楽しむことができます。
森美術館の次の特別展は「シアスター・ゲイツ展:アフロ民藝」(2024年4月24日(水)~2024年 9月1日(日))。米国シカゴを拠点とし、彫刻と陶芸作品を中心に、建築、音楽、パフォーマンス、ファッション、デザインなど、メディアやジャンルを横断して活動するシアスター・ゲイツの日本初個展が行われます。
森アーツセンターギャラリーでは現在、「MUCA(ムカ)展 ICONS of Urban Art ~バンクシーからカウズまで~」(2024年3月15日(金)~2024年 6月2日(日))が開催中。バンクシーやカウズ、バリー・マッギーを始め、アーバン・アートのジャンルを切り開いてきた10名の作家を、日本初公開の作品を含む60点以上で展示しています。
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東京都写真美術館
最寄り駅:恵比寿駅(恵比寿ガーデンプレイス内)
恵比寿ガーデンプレイス内はJR山手線「恵比寿」駅東口/東京メトロ 日比谷線「恵比寿」駅1番出口から動く通路「恵比寿スカイウォーク」を経て到着します。東京都写真美術館は、写真を中心にした展示を行っており、常に日本や世界の写真家の優れた作品が展示されています。
現在の開催中の展覧会は2つ。「記憶:リメンブランス―現代写真・映像の表現から」(2024年3月1日(金)~6月9日(日))で、日本、ベトナム、フィンランドの注目されるアーティストたちの新作および日本未公開作を含む70 点あまりを展示します。「没後50年 木村伊兵衛 写真に生きる」(2024年3月16日(土)~5月12日(日))は写真家・木村伊兵衛(1901-1974)の回顧展です。
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インターメディアテク
最寄り駅:東京駅(KITTE内)
丸ノ内線「東京」駅地下道から直結するKITTE 2・3階のインターメディアテクは、日本郵便と東京大学総合研究博物館が協業するミュージアム。美術品は少ないかもしれませんが、鉱物や化石、生物、民族考古資料などの博物標本などを数多く展示しています。気負わず楽しめる展示が特徴的で、いつも賑わっています。
以上、駅直結の場所に位置しており、雨の日でも傘をさすことなくアクセスできる美術館8選でした!ぜひ雨の日でも楽しめる美術鑑賞スポットとして足を運んでみてください。
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